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第一次的台湾♪食べある記 最終章 [台湾]

さて、そんな最後の日の午後はといいますと・・・
府中駅からまたMRTに乗り込み、今度は忠孝復興駅で、
神戸のポートライナーのように、無人の電車に乗り換えました。

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そして、パンダもいる台北市立動物園がある動物園駅まで行き、
そこから、床部分が総ガラスの猫空ロープウェイに乗り換え、
有名な「鉄観音茶」などで知られる猫空(マオコン)の茶芸館を訪ねることにしたのです・・・

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それにしてもこのロープウェイ、全長4,033mもあって、
「動物園」駅、「動物園内」駅、「指南宮」駅、「猫空」駅と4つも下車駅があり、
いくつかの山や谷を越え、約20~30分は乗ってなきゃダメなんですね。
それで最初こそ、真下に見える森や、L字型に進むゴンドラに、
「スゴイね~~[目]」と、歓声をあげていたわたし達ですが、
30分はどうにも長過ぎ・・・
終いには「もう飽きた~[あせあせ(飛び散る汗)]」と外に聞こえないことをいいことに、二人で愚痴る始末~[ふらふら]

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そんなこんなではありましたが、ようやく終点の猫空駅に到着し、
茶芸館を目指し歩いていると、茶畑も目にする事が出来、
はて、沢山ある茶芸館で何処にする?となった時には、
ここでも頼りになる我が相棒の「ここにしましょう!」とのひと言で、
見晴らしのいい一軒に決まったのでした。

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お天気が良ければ、もっと見晴らしがいいのでしょうが、
杏の花と椰子の木が、嫌でも異郷の地に来たことを証明してくれ、
茶館のお婆ちゃまが淹れてくれたお茶を、
地の底に眠っていた九イ分の時とは違い、本当に美味しくいただくことができました。

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そして、そして・・・ココで!です~~[ひらめき]
こうやって、5cm程に切られテーブル上に一杯、
こぼれ落ちんばかりに広げられたコレを見付けたのは!

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前々記事の、熱砂でのあの時は・・・
日本人がよく食べると聞いたmakiちゃんが何かも解らず注文したのですが、
ワラビのように先が包まり、ちょっと粘り気もあるソレが、
一体何で、どんな物なのかずっと知りたく、気になっていたのでした。
そして正しく、ソレを目の前にして、すぐにお婆ちゃまにお聞きしたところ、
名前は山蘇(サンスー)だと教えてくれました。
それで帰国後、調べたところ・・・

山蘇(シマオオタニワタリ)は、台湾に原生するシダ類に属し、
先住民が栄養満点でよく食用する、野生の山菜なんだそうです。
で、ここで見たということは、きっとこの猫空の何処かでも採れるんでしょうね。
どんな調理法でもこの綺麗なグリーンのままで変色せず、
芯はシャキシャキで葉はとても柔らかく、少し粘々感もあったりで、
今では、お菓子やお酒などにも加工され、手軽に食されるようになったそうです。
ただやはり、数に限りある野生ということでか?
レストランなどでは、空心菜など他の野菜の炒め物より、
少々、お値段は高めなようではありますね!?

そうやって偶然でしたが、そんな珍しい野菜を目にして・・・
台北の市場で、並んだのを見付けた時にも思いましたが、
一昨年に旅した奄美大島でいただいた葉裏が綺麗な紫のハンダマにも、
少し粘り気があったことを思い出し、やはり同じ南国の植物・・・
似てるな~と、今更ながらに沖縄に近い台湾を身近に感じたわたしです。

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さて、そんな事を思いながら、
綺麗なピンクの杏の花に癒されつつ、
ゆったりと過ごした後は、台北の街まで帰り、
最後の夕食となり、何処へ行こうかとの相談の結果・・・
買い物に行く場所にも近く、Taddyさんのおススメでもあり、
吉林路にある好記担仔麺に決めました。

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「台湾料理を楽しんだ〆に台南名物担仔麺を是非!」と言われたように、
先ずは店先にあるいろんなサンプルメニューの中から数点選び、
席に案内され、いつものようにビールガールのお姉さんが売り込みに来て、
彼女の会社である青島ビールをお願いして、待つ事数分・・・

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一緒に添えられた、揚げたお米が芳ばしく、皮ごと食べられた海老の素揚げから始まり、
紹興酒に漬けたというアサリとお馴染み海老サラダ、
それにわたしはこの大きさから蛤と信じておりましたが、
帰国後、輸入モノの大きなアサリだと判明しました~[ひらめき]

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目で判別できるのは、生姜とクコの実だけでしたが、
アサリ自体は、台湾の米酒や漢方薬でよく煮てるそうで、
何ともアッサリしながらもコクがあるというか、とても上品なお味の一品でした。
それと、makiちゃんの好物の台湾式ソーセージの炒め物に、
玉ねぎなど野菜と干し海老かな?無性に白いご飯に乗っけて食べたかった~[あせあせ(飛び散る汗)]
あっ、白いご飯は頼めば出てくるのかしらん?

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そしてお腹は、すでに充分一杯だったけど、これを食べなきゃ始まらない!と、
おススメのこちらの名物、担仔麺をいただいたのでした~~[ぴかぴか(新しい)]
ちなみに、わたし達の隣のテーブルについた日本人ギャル8人程のグループは、
この担仔麺だけを食べて帰りましたが、それ程の人気ってことなんでしょうね~[手(チョキ)]

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で、そのお味はと言いますと・・・
豚骨と鰹節、それに多量の海老の頭の煮汁で作ったスープが、
とてもアッサリとして言うことナシ!
また、麺の上には、機械に3度もかけて細かくしているという肉そぼろが乗っかり、
ソレまたわたし好みということで~上手い!!
こうやってお腹一杯となり、台湾最後の食事としても、
コレっきゃない!と言えるほどに大満足したのでありました~~[揺れるハート]

なんて、言いながら・・・
食事後ぶらぶら歩いてて、ふと見付けた「氷菓」という文字に吸い寄せられ、
お腹一杯のついでにと、こちらが台湾最後の食べある記となりました・・・

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お店の名前も何もかも、すでに忘れてしまいましたが、
日本のかき氷ほどには味がなく、なかなか溶けない氷にも手こずり~[ふらふら]
次回はぜひとも、スイーツも堪能したいね~と話したのでした・・・

食に惹かれ出掛けた第一次的台湾♪
その思いは、Taddyさんのお陰もあり、
これ以上ないと言える程の達成感を味わうことができました。
そして、まだまだ知らない素敵な何かがありそうで?
帰国の途、すでに第2度的台湾♪を心に誓ったわたしです~[るんるん]

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第一次的台湾♪食べある記 その4 [台湾]

そしてあくる日、最後の日の午前中は、
わたしが楽しみにしていた林本源園邸を訪れました。

4日目ともなり、すでに乗り慣れたMRTで府中駅まで行き、
そこから道を聞きながら、10分ほどで到着した林本源園邸は、
台湾一の大富豪である林家が莫大なお金をつぎ込み、40年もの年月をかけて建立した、
台湾では数少ない清朝末期の建物で、今では台湾国内唯一の庭園遺跡となっています。

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そんな建物にしては、意外な程こじんまりとした門をくぐると、
真っすぐに伸びた道があり、その手前の右手に受け付けがありました。
そしてすぐに、片言の日本語を話す愛想のいいオバサマが出てらしたのですが・・・

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いくら無料とはいえ、国が管理する庭園と違い、
お邸は今でも林家が管理しているので、見学は勝手には出来ず、
ガイド付きの予約制と聞いていたので、予約してなかった我々は無理かな?と思いながら、
一応、「今日はお邸の見学は無理ですよね?」とお尋ねしたところ、
わたしの質問を理解して下さったのかどうか?ハッキリ解らないながら、
「ここに必ず11時に来て下さい。必ずね!」と、その場所まで連れてってくれたのです。
それで、その11時までにはまだ時間があったもので、
それまでの間、左手に広がる庭園の見学をすることにしたのでした。
ただ、あとで判ったことですが・・・
最初はそれほど広く感じなかった庭園も、6054坪もあり、
到底、短時間では回り切れず、とりあえず近い建物だけを見学することに・・・

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こちらは「汲古書屋」で、“古い智慧を汲む”という意味の書庫だそうですが、
窓の石の柵に施された飾りも緻密なソレで細部に対しての拘りを感じました。

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大きなガジュマルの木に圧倒されながら次に入室したのは「方鑑齋」です。
こちらには四角い池があり、その池を挟んで両端に休憩所があったのですが、
何でもそこで、林家の兄弟が本を読んだり詩を吟じたりしたそうな・・・

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それにしても、無情の雨ですね~[雨]
と、ここまで来て、ふと時計を見れば、早、約束の11時近くとなっており、
急いで約束の場所へ引き戻しました。
そこで待っててくれたのは、先ほどのオバサマと、日本語が堪能なガイドさんでした。
ちなみに、この方々はボランティアだそうで、日本語ガイドも常駐なさってるようですね。
そうやって、我々とガイドさん達4人だけで、小さな門から塀の中へ入ったのですが、
外観のみ写真撮影の許可をいただきました。

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写真が鮮明でなく申し訳ないですが、
屋根の先っぽは、燕の尻尾をイメージしてるそうですし、
とにかく魚や麒麟などなど、あらゆるお目出度いモノで彩られておりました。

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特に天井は、黄色に黒でトラを表しているそうで、虎もお目出度いと初めて知りました。
それと、外壁にはレンガのかけらで花が描かれておりましたし、
木の扉には、繊細で何とも可愛い色とりどりの花で飾られていました。

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そして、いよいよ中に入ると、すでに中で待機してらした方がもう一人いて、
その方を林家の親族の一人だと紹介され、
ガイドさんがしきりに「お金持ちです」とおっしゃっていたのが面白かったです。
それで内部はといいますと、中国建築独特の四合院となっておりましたが、
それ程広さも感じられず、あっという間に見学が終わってしまいチト残念に思いました。
というのも、部屋の内部までは入れないし、
調度品がある訳でもないので、それはまあ、仕方ないことですね・・・

そうやってガイドさん達と記念撮影をして、もう一度庭園の見学のやり直しです。
ただ、時間もなくなりつつあり、後は足早で回ることとなり、
いろんな福をもたらすモチーフの透かし窓を気にしつつ・・・

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細い迷路のような道やマンゴーの木の下を歩き、どうにか一周し、
ようやく林家の人々が飼っていたという、孔雀がいる「梅花亭」に到着したのでした。

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こちらには、雄と雌つがいで飼われているのですが、
我々がカメラを向けると、このように綺麗に翼を広げての大サービス?でした~[ぴかぴか(新しい)]

その後、お決まりのお土産屋さんに立ち寄り、こちらを後にしましたが、
日本じゃ滅多に見れない、本格的な清朝時代の建物を観ることが出来、
中国映画好きにとっては、とても楽しいひと時でありました~[るんるん]

そして、こちらへ来る時に通った道を後戻りし、
ちょうどお昼時ということで、食事や買い物に沢山の人でごった返す、
こちらの市場で軽くランチすることになりました。

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魚や鶏、はたまた臓物ばかりの店や、
ヤケに赤が目立つ派手な品揃えの服屋が所狭しと並んだ一画で、
ひと際お客が多い店があり、makiちゃんの「ここにしましょう!」との一声で、
店先で手際良く焼かれる餃子とホクホク湯気の経つ蒸し器に入った小龍包を注文したのでした。

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そして待つ事数分で目の前に出されたのですが、
はて?鼎泰豊のように、食べ方のレクチャー表があるでもなし、第一にタレがありません。
それでタレは自分達で作るのだと判明したのですが、
ソース類はみな同じ容器でどれが何かも判らない~[ふらふら]
それで他のテーブルで食べてた人達を真似ようとキョロキョロしていたら、
隣にいた男性ばかりのグループの中で、一番若手と思しき彼が、
ソッと一つ差し出してくれたのでした~[揺れるハート]

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それで礼を言い、食べてみるとお酢のようで、
皆さん、その他にもいろいろ入れてるようでしたが、
わたしはソレにソースらしきものを混ぜて豆乳と共にいただいたのですが、
サスガ市場の人気店!決して、鼎泰豊のような上品なお味ではないけれど、
台湾の一般庶民のお味はこれだ!と思える家庭的な温もりのある美味しさで、
ふと数年前、台湾人の友人が自ら作って持って来てくれた小龍包を思い出したわたしです。

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それにしても、サスガ人気店!昼食時を過ぎ、お客は一段落しても、
お父さんもお姉さんも手を休めようとはせず、黙々と餃子の皮を包んでいたのですが、
すでに、夕方の仕込みが始まっていたんでしょうね・・・

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今回は、思いの外長くなってしまったので、山蘇のお話は次回必ず!
4日目の午後へとつづきます・・・

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第一次的台湾♪食べある記 その3 [台湾]

前日、午後からお天気が怪しくなり心配していたら案の定、
3日目は朝から雨という悪天候・・・
そんな中、雨にも負けずに予定通り行動することにし、
台北駅から電車に乗り、台湾を代表する港町の基隆へと向かいました。

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台北駅からは3~40分ほどで基隆駅に到着しますが、
駅の前がすぐ港になっており、潮の匂いがし、停泊中の船が見えていました。
そして不思議に思った事があり、帰国後に、よくよく調べましたら・・・
日本統治時代には神戸と基隆を結ぶ豪華客船が2日に一便、運航されていたそうで、
今でも、アジア諸国を巡る豪華クルーズ船の寄港地でもあるそうです。

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そんな台湾の窓口として栄えた基隆にも、いろんな歴史があるのでしょうが、
それを知るには滞在時間が短く、ちょっと残念に思いました。
でも、確かに地方都市にしては、商店の数が数段に多く、
それを歩きながら不思議に思っていたのですが、
今となっては当時の繁栄ぶりが偲ばれ、いろんなお店をのぞけて楽しかったです。

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特に、makiちゃんが目ざとく見つけた漢方薬のお店で、
店内の見学をお願いすると、快よく承諾して下さり、
二人して、興味津々、見せていただいたのがいい思い出となりました。

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そうやって、街中を傘をさしながらブラブラしていると、
ぼつぼつお昼時となり、何処からかいい匂いがしてくるではありませんか~~[目]
それでそちらの方へ吸い寄せられるように足を向けると・・・
あったんですよね~~[ひらめき]
Taddyさんから聞いていた、台湾で一番美味しい屋台料理と言われる基隆夜市が~~[ぴかぴか(新しい)]

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ただ、この時はお昼だったもので、屋台の数は少なめでしたが、
それでもランチしに次から次へと人がやって来て、繁盛ぶりがうかがえました。
それで予定では、夜をここでと決めていたのですが、ちょうどお昼時でもありますし、
ましてや目の前にしてしまうとどうにも食べたくなり、予定を変更して、
Taddyさんおススメの油飯(台湾おこわ)と螃蟹羹(カニのとろみスープ)をいただくことに!

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うぅ~~ん、Taddyさんの「絶品です!」との言葉通り!ウマい~~[揺れるハート]
思わずお代わりをしようかと思いましたが、
まだ先はあるからと、グッと押さえた次第です~[ちっ(怒った顔)]

それにしても、こちらの正式名称は「廟口小吃」と言うそうで、
尊済宮という廟の参拝客を目当てに、屋台が集まり始めたのが起源だそうですが、
その尊済宮の前まで行きながら、すでにお腹が満たされたわたし達は、
参拝もせずに立ち去ってしまい、今頃になって申し訳なく思っています~[ふらふら]
もしまた、基隆に行くことがあれば、その時こそ!ちゃんとお参りしなきゃ!!

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そしてその後・・・
ここ基隆に気になるお店があるとのmakiちゃんのリクエストに応じ、
開店が1時とのことで、時間を見計らいこの細い階段の前に立ちました。
黒兔兔散歩生活屋(ネットで雑貨販売もしてるようです)

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階段を上がると出迎えてくれたのは、小柄でとてもチャーミングな若奥様と、
電気座布団の上で、ぬくぬくまどろみながら外を眺めてる一匹の猫でした。

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古い商店街の2階をお店にし、ボーダーシャツがよく似合う、
若いオーナー夫婦にピッタリなフレンチテイストの可愛いインテリアで、
二人で「可愛いね~」と話していたら・・・
その可愛い奥様が急に慌てたようにテンパリ始め、一体どうしたのかと思ったら、
ナント!雑誌などにも取り上げられるお店だけど、日本人の来客は初めてだそうで!!
一瞬、どうしたらいいのか解らなくなったと言うのです。
でも、中国語をお勉強していたmakiちゃんが、
お友達のKさんとはネットフレンドで、そのKさんに聞いて来たのだと話すと、
今度は体中で驚きを表しながら、それが喜びに変わり・・・
そのお友達のKさんにすぐさま電話してmakiちゃんと代わったり写真を撮ったりで、
注文を聞く前に忙しく動く彼女がとても可愛く微笑ましく、
厨房で働くハンサムなご主人共々、若くて可愛いそんな2人に好感を持ったわたしです。

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そうやって、美味しいカプチーノとレモンケーキをいただきながら、
ゆったりとした時間を過ごしていると、
我々二人、それぞれにパイナップルケーキの箱詰めをお土産にと用意してくれたのです。
何でも、ここ基隆の老舗でここのが一番美味しいからと、Kさんに言付かったそうで、
わたしまでご相伴に預かり、何かお土産を用意してれば良かったと悔やみつつ、
有難く頂戴して、お店を後にしたのでした・・・

そして、その後はバスに乗り、九イ分へ向かう予定の我々は、
駅のコインロッカーに増えた荷物を預けることにしたのですが、
そんな楽しいひと時の後に、あんな苦しみが待っていようとは、
誰が予期したことでしょう・・・[失恋]

そもそもわたしは、ここ数年、車酔いなどしたことがありません。
それに引き換え、我が友makiちゃんは、あらゆる乗り物に弱く、
昨年のソウルから安東行きのバスでも酔い止め薬を飲んで3時間爆睡し、
わたしは一人、松ばかりの窓の外の景色を見ていたのです。
それが今回は、昨年は爆睡して頭が回らなかったからと薬を飲まず、
バスに乗り込んだ彼女を心配しつつ、バッグの中にビニール袋を用意していたのです。
そんなわたしが、乗り込んだ時から季節外れのクーラーで背中に悪寒を感じ、
風除けのため場所移動をしていたのですが、ナント!半分を過ぎた頃から頭が痛くなり、
彼女のためにと用意したビニール袋が自分にと変わろうとしたその寸前、
どうにか到着し、事なきを得、ホッとして飛び降りたのでした。
でも、同じく顔色の悪かった彼女がバスを降りた途端に快復したのとは裏腹に、
車酔いに慣れてないわたしは一向に快復ならず・・・

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沢山のお店が軒を連ねる細い商店街を歩きながらも気分が悪く、
目的の陶芸家がオーナーだという茶芸館九イ分茶坊へ到着して、
案内された席が靴を脱いでの場ということで、
とうとう堪え切れずに横になってしまったのでした~[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

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そんな訳で、1時間後ほどでしたでしょうか?どうにか回復したのですが、
せっかくの美味しいお茶をジックリ味わうことも出来ず・・・
また、時間もなくなり、ましてや雨で見晴らしもよくないしと奥には行かず、
台湾映画の「悲情城市」や宮崎監督の「千と千尋の神隠し」でモデルとなった一画を
チョイと散策しただけで帰ることになってしまい、
わたしにとってはチョッピリ残念な思い出となった九イ分でした・・・

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そして帰りは、台北まで1000元でOKとのタクシーの運ちゃんの申し出を断固拒否し、
20分ほどの瑞芳駅まで乗り、そこからは電車に乗り換え、
電車に乗った途端ホッとして、途中、電車を乗り換えるのを忘れてしまい、
一駅乗り越ししながらもそれに気付き、すぐにホームを変え、
基隆駅のコインロッカーに預けた荷物を無事に手にして、台北へと帰ってきたのでした。
で、その夜の食事は、疲れ気味とのことでホテルそばの例の熱砂にしようと、
今度は前回とは違うお店に行くことにしたのです。

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お店の名前は何て読むのか解りませんが、前回の「鮮定味」とは隣同士のように近く、
そして同様に、満席状態で何とも賑やかでした。
それでメニューは前回と同じ様なので食べ比べしたところ、
どれも美味しいのは勿論ですが・・・
お店によって、あんかけのタレをかけたりと独自性を出してるのが解りました~[手(チョキ)]

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でね、この日本では見掛けない、炒めた綺麗なグリーンの野菜は山蘇というのですが、
それについては次回詳しくお話しますね。

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それと、こちらでは日本語もお上手な名物ママが開くビンゴゲームがあり、
お客さん達全員で大盛り上がり状態となって、楽しいったらありゃしない~[るんるん]
そんな中、ナント!makiちゃんがママとのジャンケンに勝利し、
ビールを一本ゲットするオマケまであり、
最後には、隣のテーブルの人達とハイタッチを交わしたりして、
本当に、滞在3日目のこの日は、いろんな事があった長い一日となったのでした・・・

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第一次的台湾♪食べある記 その2 [台湾]

さて、いくら食に惹かれての訪台とはいえ、やはり来たからには観光もしなきゃと、
とりあえず、宿泊ホテルそばのMRT中山駅で台北観光パスポートを買うことにしました。
これは台北だけという今回の我々のような、短期台北観光客にはスグレ物のカードで、
1デイパス(NT$180)から5デイパス(NT$700)まであり、その有効期間内であれば、
台北MRT(地下鉄)は勿論、台北連営バス、新北市轄バスにも乗り放題のカードなんですね。
それでわたしは3デイパス(NT$440)を買い、お釣りが出るほどに元を取らせていただきました。
ただ、タクシー代がお安い台湾のこと、
全てタクシー移動で済ますという方にはおススメできませんけどね・・・

そうやって、5分毎に一本の割合で走っているので待つこともなく、
禁煙は当たり前な上に、飲み食いも固く禁じられてるそうで、
車内も構内もピカピカに綺麗な台北MRTに乗り、士林駅で降りたのでした。

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そしてそこから、バスに乗り換え、向かったのは言わずと知れた国立故宮博物院です。

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とにかく、ルーブル、メトロポリタン、エルミタージュと並んで、
世界四大博物館の1つに数えられているほどですから、
広さはさることながら来館者の数もハンパではありません。
でね、とにかく故宮と言えばコレ!という3Fにある玉石彫刻を中心に観ることにし、
日本語での音声ガイドを100元で借り、
大陸からいらした団体さん達の間に挟まれての観賞となりました。

そうやってどうにか、あの豚の角煮にソックリの「肉形石」や、
ヒスイ彫刻の最高傑作と言われ「蒼穹の昴」にも登場した、
光緒帝の妃である瑾妃の嫁入り道具だったという「翠玉白菜」も観ることができました。
それにしても、どれもこれも職人の緻密な仕事ぶりに感動しつつ、
よくぞこの台北にあって、文革の嵐の犠牲にならずに良かったと2人で話しておりました・・・

そしてその後、2Fも観終えてミュージアムショップでお買い物をし、
お次はわたしのリクエストで忠烈祠へとタクシーで向かいました。

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ここには、辛亥革命や抗日戦争など、国のために亡くなった約33万人の英霊が祭られており、
1時間に1度、大門と大殿それぞれを警備していた2人の衛兵が交代するんですよね。
それで、その衛兵交代の儀式が観たくて訪れたのでした。

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それにしても、選び抜かれたエリート兵達であるのは当然ですが、
身長も揃い、顔は小さく足は長いと、とにかくみんなスタイルがよくカッコいい~~[ぴかぴか(新しい)]
4ヶ月ごとに陸軍、海軍、空軍と交代するそうですが、
前もって3ヶ月の訓練期間があるそうで、
真っすぐ前を向いて軍靴をガチャンガチャンと鳴らしながら歩く姿や、
銃を回したり投げ合ったりする、一糸乱れぬ動きに見惚れたわたしです~~[揺れるハート]
因みに、白い軍服が大好きなわたしですが、この時は陸軍のカーキでチト残念・・・

そして、その後はまたバスに乗り台北駅まで行くつもりでしたが、
どうやらそのバスは我々の思惑とは違う方向へ向かってるようで!?
makiちゃんの「ここで降りましょう!」の掛け声の下、
何処だったか?MRTの駅前で飛び降りたのでした~[わーい(嬉しい顔)]
でもね、その沿線上には行きたかったお店があり、不幸中の幸い!?

そうやって、大安駅まで乗り、あとは食を目指して歩いた歩いた~~[あせあせ(飛び散る汗)]
途中、台北市民の憩いの場なんでしょうね~[かわいい]

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都会のオアシスといえそうなだだっ広い大安森林公園を東から西へとひたすら歩き、
桜に似たあんずの木や、珊瑚刺桐(サンゴシトウ)という南国の花を愛で・・・
ようやくランチの目的地であるかの有名な鼎泰豊(本店)に到着したのでありました。
あ~~お腹が空いた~[ふらふら]

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そして注文したのは、勿論!小籠包~~[ひらめき]
で、その他には、makiちゃんが大好きな空心菜の炒め物に、
パリパリの薄皮が上品かつ美味しかった餃子、
それに海老がのっかったアッサリして、コレまた上品なお味の麺と、
姿はありませんがビールですね~[手(チョキ)]

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今や日本にも支店を構える有名店ですが、やはり本店で味わう小籠包はまた格別ですね。
また、スタッフのサービスぶりも満点で、現地での人気の高さも頷けました。

そうやってお腹も満たされたわたし達は、その永康街をブラブラすることにし、
鼎泰豊のふた筋西にあった手作りのお店圓融坊にお邪魔し、
わたしは友人たちへのお土産を買いました。

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ところでこちらのお店、なかなかわたし好みが多く、素敵な刺繍のバッグが沢山あり、
わたしは以前に旅したベトナム刺繍の美しさを思い出していましたら、
デザインは台湾だけど刺繍はベトナムだそうで、
あ~やっぱりね!と、一人納得しておりました。

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さて、そんな楽しいショッピングの後は、
遥か向こうに見える台北101を目指しバスに乗ろうとしたのですが、
はて?道路はただ今工事中で、反対方向のバス停は目の前にあるのに、
101行きのバス停の在り処がわからない!
それでしばし右往左往しておりましたら、上手い事に可愛い婦警さんと遭遇して、
無事バスに乗ることが出来、到着したのでありました。

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ただ、午前中は素晴らしい青空だった台北もこの日の午後からは雲行きが怪しくなり、
400元を支払っての、せっかくの展望台からの眺めもこの調子で・・・

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それにサッサと帰りたいのに、なかなか帰して貰えない設計に、
エエ加減にせィ!と、心の中で秘かに愚痴ったわたしですがエレベーターの速さはサスガですね~[ぴかぴか(新しい)]
出発する5階から展望台のある89階までは約382mだそうですが、
たったの37秒で登るんですよね!
ましてや、世界初となる「気圧制御システム」を導入しているので耳も痛くならないしで、
このエレベーターが日本が誇る東芝製だというのを誇りに思えたひと時でした。

そうやってこの日は荷物を置きに一度ホテルに戻り、ちょっと休憩して、
夕食にもう1度同じ方面の忠孝敦化駅まで出掛け、
香港料理の香港老友記粥麺館で夕食となりました。
こちらは香港生まれで料理人となったご主人が台湾で店をオープンしたそうで、
わたしにはイマイチ違いが解りませんでしたが、台湾料理とは違うメニューだそうです。
それで、特にスープが別に出てくる撈麺が有名だそうですが、わたしは海老ワンタンと共に、
エビの皮や豚骨、大地魚などに漢方薬も入ってるという、特製スープの汁そばと、
モチモチした食感の皮にくるまれた美味なるチャーシューをいただきました。

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そしてその帰りに、お腹がイッパイだと言いながら、これは別腹と自分達に言い聞かせ!?
近くにある日本でも支店があり、香港スイーツで有名な糖朝に行き、
わたしはカラフルなフルーツ豆腐花を完食し、
今度こそ、もうダメ!お腹イッパイだ~~と、大満足の2日目を終えたのでした・・・

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第一次的台湾♪食べある記 その1 [台湾]

昨年のこの時期は、旅友makiちゃんと韓国へ出掛けたわたしですが、
今年はチト違う景色を求め!?あっ、いや・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
正直に言いますとですね。。。景色は二の次で~[ふらふら]
どうにも、ブログ仲間のTaddyさんちでしばしば目にするグルメ記事に惹かれ~[目]
ついに行って参りました~“食の国”台湾です~~[揺れるハート]

というわけで、格安チケットで有名なJetstar.comのチケットを手に入れ、
午後5時関空を飛び立ち、飲まず食わずの3時間後に桃園国際空港に到着し、
タクシーを飛ばしてmakiちゃんの待つ天津街にあるダンディーホテルへと向かい、
芝生のような壁と白鳩の飾りがユニークなお部屋で、無事makiちゃんが出迎えてくれ、
久々の再会もそこそこに、すぐに向かったのは台湾風居酒屋の熱砂です。

前もってTaddyさんに教えてもらったホテルそばの長安東路一段をブラブラして、
コレまたグルメのmakiちゃんもシッカとチェックしていた鮮定味を発見!
すでに満席に近い状態でしたが2人用の席に案内され、日本語メニューを!

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もうこの時は2人とも腹ペコ状態だったもので、手当たり次第に注文し、
その後、セルフサービスだという、いろんな種類のビールが並んだ
コンビニにあるようなガラスの大きな冷蔵庫から台湾ビールを選び、先ずは乾杯~~[ビール]
そして、口当たりの軽いビールで飲みやすいね~なんて話してると、
来ました来ました~~[ぴかぴか(新しい)]
次から次へと!!

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日頃より、肉より海鮮が好きなわたしには持って来いのメニューで、
海老サラダに始まり、店先に並べられた魚の中から選んだ新鮮な海老、
それに赤唐辛子がピリリと効いた厚揚げとピーナツの炒め物、
またビールとの相性がバッチリなイカのから揚げなどなど・・・
どれもこれもわたし好みの味付けで、
第一次的台湾の最初の食を大いに楽しんだのでした~~[るんるん]

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ああ~満足!!
さて、明日はナニ食べようかな~~[揺れるハート]

あしあと(15)  コメント(24) 
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