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常滑でやきもの散歩 [愛知]

さてあくる日は、早々にホテルで簡単な朝食を済ませ、
友との待ち合わせ場所へと向かい、久しぶりの再会を喜び、
名古屋から30分ほどの常滑を目指すことになりました。
そして名鉄に乗り込み、お互いの近況など話していたところ友の提案で、
時間もあるしせっかくだからセントレアへも行くことになり、
常滑を通り過ぎ、先に中部国際空港駅に降り立ったのでした。

通路の両側には、雛祭りシーズンに合わせて歓迎の雛人形が並び、
開港10周年の祝賀ムード満載のセントレアでしたが、
わたしにとっては久しぶりの空港で、旅好きの友と二人、
このままどっかに行きたいね~~なんて話してました・・・

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また、夜でなくてチョー残念だったスカイデッキのドリームイルミネーション[ぴかぴか(新しい)]
ディズニーのプリンセスたちが勢揃いして、さぞかし華やかでしょうに・・・

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そうやって、友イチオシのちょうちん横町にあるえびせんべいの里でお土産を買い、
セントレアを後にしてまた名鉄に乗り、常滑まで引き帰したのでした。
そして観光案内所で地図をいただき歩きだしましたが、
すぐにいろんな個性溢れる招き猫たちが出迎えてくれました。

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これは「御利益招き猫」だそうで、道路沿いのコンクリート壁に39体並んでいます。
何でも常滑在住の陶芸家39人が一体づつ手掛け、
夫々にいろんなご利益が込められてるそうで、
有難くもアリ、やきものの街らしい出迎えだと思いました。
それと、写真を撮り損ねましたが、
友の甥っこさんもこちらで若手陶芸家として活動しており、
その彼が師事する先生の作品もちゃんとございました~[ぴかぴか(新しい)]

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その後、赤い煉瓦造りの建物が目立つ町並みを歩き始めたところ、
偶然に、観光案内所で美味しい手打ち蕎麦だと教えていただいた古窯庵の前に出て、
先にランチしようと暖簾をくぐることに・・・

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視界がよければ中々の展望であろう高台にあり、
古い町屋をリフォームしたのか?囲炉裏もありとても落ち着いた空間で、
二人して海老天せいろ(1,780円)をお願いしました。

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この日は北海道産の蕎麦粉を使用とのことでしたが、
お塩でどうぞと出された天ぷら共々、とても美味しく、
最後の蕎麦湯までゆったりとした時間を過ごすことができました~[揺れるハート]

そうやってお店を出て左を見れば、観光スポットの土管坂が・・・

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左は明治期の土管で、右は昭和初期の焼酎瓶だそうで、
それらが壁面一杯にズラッ~と並び、
道には土管の焼成時に使った捨て輪の廃材であるケサワが敷き詰められ、
急な坂道でも滑らないようにと工夫されてるそうです。

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1887年から1974年まで使用された、
我が国で現存する登窯の中では最大級だという登窯や、
1850年築の廻船問屋 瀧田家、それにやきものを扱う古い造りのお店などを見て回り、
その中の一軒で、わたしはカップ&ソーサーを買い、丘の上の散歩を終えました。

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そして次は、15分ほど歩いてINAXライブミュージアムへ・・・

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こちらは観て、触れて、感じて、学び、創りだすという体験・体感型ミュージアムで、
「世界のタイル博物館」や資料館、それに工房など6つの館が点在しています。
それで時間のこともあり、興味があるところだけ回ろうと、
「建築陶器のはじまり館」で煉瓦造りから鉄筋コンクリートへの移り変わりや、
フランク・ロイド・ライト設計で有名な帝国ホテルのタイルとテラコッタで飾られた柱を、
そしてその隣のテラコッタパークで1937年に伊奈製陶(後のINAX)が制作した
黄金の「横浜松坂屋本館」のテラコッタなどを見学しました。

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また、「世界のタイル博物館」では、世界各国の素敵な装飾タイルを見て、
ふと、うちのキッチンの壁に2、3枚ほしくなったりしつつ、
地図にあるトイレパークがどうにも気になり、そちらに向かうと・・・

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こんなカラフルで開放的なおトイレがあったのでした~[るんるん]
そして勿論、使用させていただき、
今度は金色のトイレを観に行こうとの友の声で「ものづくり工房」館へ・・・

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こちらでは国内外のクリエーターとのコラボで、
魅力的で革新的なやきものづくりに挑戦してるそうで、
そんな中から黄金の便器も生まれたのでしょうね。

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また、それと同時に過去のタイルやテラコッタの復元・再生にも力を入れ、
それらの技術を次世代に継承しているとのことですが、
技術の継承については、名古屋城の本丸御殿も同様で、
どんな分野でも、とても大切なことなんですよね・・・

そんな見学をして時を過ごしていると、ぼつぼつ帰りの時間となり、
帰りは近道しようと住宅街の中を歩くことにしました。
そして偶然出会ったのが、常滑市の初代市長でもあった
伊奈製陶(今のINAX)の創始者、伊奈長三郎の邸とその門の横に佇む銅像でした。

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いえね、ここを見付けた時は何の説明もなく、誰の銅像かは判らず、
ただ、「伊奈」という表札からINAXの重鎮の邸であろうと推察していたのです。
それできれいに開け放たれた門扉が「誰でもどうぞ!」と迎えてくれてるようで、
奥に見える洋館が気になり興味津々、中に入りたい気持ちをどうにか押さえつけ、
帰り路を急いだわたし達でした~[あせあせ(飛び散る汗)]

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2度目の名古屋1泊旅行、あっという間でありましたが、
久々の友との再会に加え、思いの外充実した2日間で、
また訪れることを心に決め、帰りの高速バスに乗り込んだわたしです・・・

あしあと(6)  コメント(5) 
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名古屋城 本丸御殿へ [愛知]

年末からずっと落ち着かない日々を送っていたのですが、
先月末には諸々、ようやく一段落し、二度目の名古屋へ1泊旅行して来ました・・・

4年前の前回は姉との二人旅でしたが、今回は一人で高速バスに乗り、
友人にはあくる日に付き合ってもらうことになりました。
そんな訳で、お昼前にJR名古屋に到着し、すぐに観光案内所へ行きその日の予定を相談し決め、
そのあとはランチをしに前回と同じく名鉄の矢場とんへ急いだのですがすでに並ぶ人達が・・・
でも前に並ぶサラリーマン風の男性が教えてくれた通り、
10分ほどで席に着くことができました~[手(チョキ)]

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そして前回と同じく、生ビールと盛り合わせ定食をお願して美味しくいただきましたが、
どういう訳か?前回いただいた時ほどの感動はなかったですね・・・
それと、チョイとお高く感じたのは気のせいかしらん??

そんなランチ後は、駅前から金色に輝く観光ルートバスのメーグルに乗り、
500円で1DAYチケットを購入し、名古屋城を目指したのでした。

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いえね、犬山城を目指した前回は、何の興味もなかった名古屋城ですが、
今回は本丸御殿の第1期公開があると知り、
時間もあることだしチョッと寄ってみようかと軽い気持ちで立ち寄ったのでした。

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でね、西の丸展示館では愛知の三つの地域による土人形を観たり、
昭和20年の大空襲で焼失した旧国宝の天守の礎石の復元を観てから天守に入場し、
遠足に来ていた小学生たちと一緒に金の鯱の大きさに驚きながら各階を観て回り、
7階の展望室まで行ったのですが、残念ながら視界が悪く見えるはずの鈴鹿山脈も見えず、
残念に思いながら階段を下り本丸御殿を目指すことにしたのでした。

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で~~その本丸御殿なのですが・・・
いやぁ~観に行って良かった!!
まだ玄関と表書院だけの見学公開でしたが、
芳しい桧と前日に入ったとこだという青畳の香りに満たされ、
真新しく素晴らしい御殿の中を優雅な気分で歩いたのでした~~[ぴかぴか(新しい)]

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とにかく空襲で焼失しましたが、それまでの写真が多数残っており、
慶長20年(1615)に建てられたそのままの復元が叶ったそうですね。
ですから復元模写した虎の障壁画も当時の色彩そのままで見応えがあり、
これらを観ることができて本当に良かったと思いました~[揺れるハート]
また、職人たちの仕事ぶりにも俄然興味が湧き、
もう一度工事見学コーナーへ行き、ビデオ映像などジックリと見直した次第です。
特に、コンクリートかしら?と思っていた外周りの「たたき」が
土をただひたすら叩いて固めたものだと知りビックリ!
ましてやその叩く道具も左官職人の手作りだというので二度ビックリしながら
昔の人の知恵の素晴らしさにただただ感服したひと時でした・・・

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そんな訳で、1時間ほどで次の徳川美術館に行くつもりだったのが、
あっという間の2時間で、この本丸御殿の完成がとても待ち遠しくなりました。

そしてまたメーグルに乗り今度は徳川美術館へ行ったのですが、
本丸御殿で時間を使ってしまったもので、
2度目ということもあり常設展示は駆け足で、目的の雛まつりの本会場へと急ぎました。

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いやぁ~聞きしに勝る雛飾りで~~[ハートたち(複数ハート)]
サスガ!尾張徳川家!!
2年前に観た佐賀藩のお雛様もスゴかったけど、
量と質ではやはり大大名であるこちらの方が見応えがあり、
中でも尾張徳川家11代斉温夫人の俊恭院福君(1820~40)さまが所持したという、
ご自身の婚礼調度と遜色違わぬ雛道具にただただ見入ってしまいました~[目]
200年近く経った今でも見応え充分なんだから、
当時はもっと煌びやか見事だったんでしょうね~~[ぴかぴか(新しい)]

そうやって、今回の目的の一つでもあったお雛様も堪能してまたメーグルに乗り、
名古屋テレビ塔で降りましたが、名古屋でも一番の繁華街にありビックリ!

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ましてや偶然にワインとみそおでんをいただけるお店まで見付けてしまい、
営業中との看板を見て少し早いけど暖簾をくぐってしまいました~[るんるん]
それでその早さが幸いして、予約で満席とのことでしたが、
それまでの時間ならOKとのことで、カウンターに座り、
おススメの美味しい赤ワインと、大根や豆腐などおでんをいただきました。

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何でもTVや雑誌で紹介されることも多い人気店のようで、
お店の名前はおでん&ワイン カモシヤというそうです。
ちなみにこちらのみそおでんは名古屋風には甘くしてないそうで、
我々観光客にもちょうど良いお味で美味しくいただきました。
そうやってお腹を満たしホテルへと向かい、
あくる日の友との再会を楽しみに・・・次項につづく

あしあと(6)  コメント(14) 
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