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梅雨の奈良・・・西ノ京編 [奈良]

2日目の朝は、前夜に降り出した雨が止まず、
傘をさしての西ノ京観光となりました。

こちらでも前もってお願いしていたボランティアガイドと9時に西ノ京駅で合流し、
薬師寺と唐招提寺の案内をお願いしましたが、先ずは薬師寺からです。

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薬師寺へは4年前に訪れ、その時の記事がこちらにあります。
あの時と同じ興樂門から入りましたが、今回は何が違うって~人が少ない!!
雨だからというのと朝早めというのも良かったかもで、
とにかく、前回は人だらけで全く中が見えなかった東院堂が
わたし達2人だけの貸し切りだったのです!

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火災での焼失のため、鎌倉時代に再建されたここ東院堂ですがガイドさん曰く、
いろんな行事も多く、とにかく普段は人が多いそうです。
なのでこんなことは滅多にないからと、
国宝で白鳳時代の作である聖観世音菩薩像は勿論、
鎌倉時代作の四天王像も至近距離でジックリ観ることができました。

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東院堂を後にして前回と同じように、朱色の回廊を歩き中門をくぐり、
まだ工事中の東塔と西塔の前を通り金堂へと行きました。

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でね、ここでガイドさんから興味深いお話がありました・・・
前回は全く気付きませんでしたが、金堂の中央にしめ縄があるじゃないですか!

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神社のものだとばかり思っていたしめ縄が何故お寺にあるのか?
これは、仏様は神様よりも新参者なので、
以前よりいらっしゃる鎮守様の土地の上にお寺を建てるのは申し訳ないとして、
仏様の上部に土地神様をお祀りし、神仏両方を敬っているとのことでした。
いやぁ~こんなお話が聞けるのも、
やはりベテランガイドさんならではでしょうね~[ぴかぴか(新しい)]

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そして金堂の中では、いつ見ても美しい薬師三尊像に手を合わせ、大講堂へと向かいました。

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さて、ここでもまたガイドさんの興味深い一言があり・・・
この軒下にぶら下がる風鐸ですが、
風の強い日などは、その音の大きさにびっくりするとか!

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いやぁ~よくよくあたりを見わたせば、
ここだけに限らずあちこちのお堂や塔にぶら下がってる訳で、
きっと台風の時などは大合奏になるんじゃないかしら~~[るんるん]
一度、聞いてみたいもんだ!なんて思いながら大講堂の中に入り、
弥勒三尊像やいつ見てもイケメン揃いの釈迦十大弟子像にお会いしたのでした。

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そしてお次は、4年前に見た薄墨桜を思い出す玄奘三蔵院伽藍です。

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前回、鮮やかなラピスラズリの青がとても印象に残り、
友にもぜひ、平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」を見てほしかったのですが、
やはり見応え充分のようでした~~[揺れるハート]

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そうやって薬師寺を後にし、唐招提寺へと向かいましたが、
ホンの数分の距離であまりの近さにビックリ!
ああでも、次々修復され真新しい薬師寺とは雰囲気が全く違い、
こちらはシットリした雨がとてもよく似合うと思いました・・・

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そしてわたしが一番みたかった景色が金堂の正面に並ぶ八本のエンタシスの柱です。
お天気が悪く気に入った写真が残せなかったのが残念ですが、
荘厳で飾り気のない美しさを感じました。

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因みにこの柱は等間隔ではなく、中央が広く両端へ行く程に狭いそうですが、
実際に見ても分からない程の差なんでしょうね。

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その後、各伽藍をまわり松尾芭蕉の句碑を見て緑深い道を歩き着いたのが
鑑真大和上の墓所である開山御廟でした。
この御廟の前には和上の故郷・揚州から贈られた瓊花が植えられているのですが、
残念ながらその時期は逃したようでした。
ただこの時、数人の中国からの参拝客を見かけ、
1250年と長きにわたり日本と中国の人々に敬われているのを実感しました。

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それと・・・とにかく、御廟までの小道が何とも素敵で・・・
苔むした緑が雨に濡れ、益々鮮やかになり、思わず足が止まったわたしです。

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唐招提寺、以前から来たかったのがようやく叶いましたが、
またいつか鑑真和上坐像の開扉にでも合わせ、ゆっくり訪れようと思いました。
まあ、その時は人の多さは覚悟して・・・

そして最後に、食いしん坊の旅の終わりはやはり観光後のランチということで、
薬師寺から唐招提寺へ行く途中で見付けたお蕎麦屋さんのよしむらの登場です。
12時前にもかかわらず、すでに3組ほど先客があり、
これは当たりかと期待してお願いしたのがお昼せっと(1500円)です。

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手打ちの十割蕎麦は勿論、鯛の押し寿司や熱々の天ぷら、
それに写真はないけどごま豆腐もみんな美味しく、
生ビール共々、大いに満足したこの旅、最後のお食事でした~~[ぴかぴか(新しい)]


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梅雨の奈良・・・斑鳩の里編 [奈良]

梅雨空の下、いつもの旅友と約3年ぶりの奈良に出掛けました。
前回は正倉院展をメインに秋の奈良を楽しみましたが、
今回はその時に立ち寄ったレストランの味が忘れられず、
数多ある世界遺産には申し訳ないけど、そちらをメインとした旅でした・・・

とまあ、食いしん坊のわたし達らしい旅ですが、
やはり世界遺産を目の前にして素通りするわけにはいかず、
1日目は斑鳩の里方面を目指し、法隆寺駅に降り立ちました。

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標識に従い、お喋りしながら15分ほど歩いたら、
信号の向こうに法隆寺参道の松並木が見えました。

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そして先ずは法隆寺iセンターへ行き、
前もってお願いしていたボランティアガイドと合流し、
法隆寺の玄関となる南大門をくぐりました。

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左右の土壁に1400年の歴史を感じますが、
工事中の中門の姿が見えないのがチト残念でした・・・

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先ずは西院伽藍からの案内となり、金堂、五重塔、大講堂と廻ったのですが、
やはりガイドさんをお願いしていて良かった~[揺れるハート]
今まで五重塔といいながら六つの屋根があるのを不思議に思っていたところ、
一番下の屋根は裳階(もこし)といい、
風雨などの保護のため付けられたとの説明で今更ながらに納得しました。
それに、江戸時代に修復された金堂の動物の屋根飾りが見る方向によって、
狛犬に見えたり象に見えたりすると教えられ、
当時の職人の遊び心を感じることができました

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そして、御朱印をお願いして流れるような手元に感動した後、
法隆寺のお宝を拝見しに大宝蔵院へ・・・

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お宝だらけの法隆寺ですが、その中でもやはり百済観音像と玉虫厨子が有名です。
この日は観光客も少なめで、どちらも至近距離でジックリ観ることができました。
特に、最早真っ黒となった玉虫厨子に数か所残る緑色を見付けた時は、
1400年という途方もなく長い年月を思い返し、
今こうしてここで見られる幸運を有難く思いました・・・

その後東大門をくぐり東院伽藍を目指しましたが、
ここ東院伽藍の中心に建つのが八角円堂の夢殿です。

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観音の化身と伝わる聖徳太子を供養するために建てられた殿堂ですが、
いったいどなたが名付けたのか?
この「夢殿」というネーミングがイイですよね~~[ぴかぴか(新しい)]

そうやって、法隆寺の観光を終えたのですが、
せっかくだからと隣接する中宮寺の案内もお願いしました。

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アルカイックスマイルで有名な如意輪観世音菩薩にもお会いできましたが、
わたしが思っていたより小ぶりな菩薩様でちょっと意外でした。
あ~それにしても、あの優しい微笑には癒されますね・・・

その後はまた来た道を戻り、
奈良の町屋の屋根でも見かけるユニークな止め瓦を楽しみながら、
御朱印がいただけるということで、
西院伽藍北西の小高い丘にある八角造りの西円堂へも案内してもらいました。

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ところで、その西円堂のそばには多羅葉(たらよう)という木があるそうで、
お坊様が気さくに葉っぱを採ってきてくれました。
どうやらガイドさんとも顔見知りのようで、気を効かせて下さったのかな?

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ガイドさんの説明によると、葉の裏側には字が書けるとのことで、
寺社に多く植樹され経文を書いていたそうです。
何とも貴重な葉っぱということで、お土産に頂いて帰ることにしました。

このように2時間半ほど、通常の説明に加えクイズなども織り込みながら、
わたし達を飽きさせることなく、案内して下さったガイドさん、
全くの無料というのが申し訳ないほどでしたが、
お陰で時間も忘れ大いに楽しいひと時を送ることができ、心から感謝した次第です・・・

そしてお昼もとっくに過ぎ、
以前より予定していた法隆寺そばのCafeこもどでランチです。
店内には手作りの雑貨が所狭しと並べられ、何とも可愛いインテリアです。

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それでこもどカレー(860円)とべジタコライス(860円)
それに近くに龍田川があり、竜田揚げ発祥の地ということから、
味見しなきゃと、三種の竜田揚げ(500円)と勿論ビールを!

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こちらの畑で採れるという黒人参のドレッシングが珍しくて美味しかったし、
特にこもどカレーが美味しかったですね~[ぴかぴか(新しい)]
ルーには歯触りからいろんな野菜が含まれてそうで、チョイとお聞きしたところ、
セロリをふんだんに使用しているとの事!
あ~なるほど!!と、納得した食いしん坊のわたし達でした・・・

そうやって美味しいランチをゆっくりと頂いたあと、
今度は近くだという藤ノ木古墳へ向かうことにしました。

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法隆寺の西大門を抜け、真っ直ぐ歩いて突き当りで左に目をやると、ありました~~!
コスモス畑の向こう側にこんもりした藤ノ木古墳が!

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1985年(昭和60年)の第1次調査まであまり注目もされず未盗掘だったそうで、
石室内には石棺北側から馬具などが発見され、東枕にした2体の被葬者も確認されたそうです。
これらを近くにある斑鳩文化財センターでビデオやレプリカ品を見て知りましたが、
法隆寺にお出かけの際には、本当に近くなのでぜひ、こちらもオススメです。

その後、奈良に戻りお土産の物色をしつつ、
街中でやたら写真広告が目に付いたかき氷が食べたくなり、
前日より気になっていたお店に行ったのですが満席ということで、
和菓子屋さんのかき氷をいただくことになりました。

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近鉄奈良駅近くの萬勝堂
前回もお土産に和菓子を買いましたが今回はお店の奥でかき氷をいただきました。
この抹茶味といちごの2種類だけなので、
わたし達は迷うことなく大和茶ミルク金時(650円)を!
ふわふわのかき氷に和三盆の上品な甘さがマッチして、大変美味しく頂きました。
それにしても、最近のかき氷は進化してますね・・・

でね、ふと時計を見たら5時半近くで夕食にはまだ早いけど、
例のレストランの場所が定かではないため、下見に行くことにし歩いて行くと、
あら~もうオープンしてるではないですか~~[るんるん]
いやぁ~だったらもうこのまま食べて帰ろうということになり、
きたまち ce magasin (ス マガザン)の青いドアを押したのでした。

ただ3年近く経ってメニューにも変動があり、友が気に入ったお料理はなく残念でしたが、
オードブルの盛り合わせ(1000円)と仔羊と野菜のクスクス(1800円)をお願いし、
ワインはシェフ一押しの赤ワインを!

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すでに、フランスの何地方の産かは忘れてしまいましたが、
不思議とお値段だけは覚えており!?
ただ今セール中とのことで、6500円のが30%OFFだったと思います。
何ともフルーティなワインで香りの良さに驚きました~[ぴかぴか(新しい)]
それにしても、ボリュームたっぷりのオードブルだけでお腹が一杯でしたが、
時間をかけて煮込んだ子羊と野菜も美味しく、ワインと共に楽しみました~~[揺れるハート]

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予約のない時には今でもシェフが一人で切り盛りしてるそうで、
この日もわたし達ともう一組だけという落ち着きぶり!?
料理を出してしまえば接客にまわり、オバサン達のお喋りに付き合ってくれました。
でね、また3年後に来ることを約束して、
気分良く店を出たわたし達でした・・・あくる日につづく


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秋の奈良へ・・・後編 [奈良]

今回の旅の目的の一つに、ただ今奈良国立博物館で開催中の正倉院展がありました。
というのも教科書でしか見たことがない、
かの有名な天平美人が描かれた鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)の出展を知り、
ぜひとも見ようと初めて行くことにしたのでした。
ただ、展示会中は大変な人出でチケットを買うだけでも並ぶと聞き、
どうしようかと思っていたところ、宿で手配できるとのことで、
あくる朝、一番に出掛けることにしたのでした・・・

そんなわけで、先ずは奥さま手作りの朝食をいただきに食堂へ~[るんるん]

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新鮮でヘルシーなメニューが少量づつ盛られ、とても美味しかったです~[手(チョキ)]
わたし達のような女性の宿泊客にはモッテコイですね!

そうやってチェックアウト後、バスに乗り博物館まで行くと、
すでにこんな行列が~[目]

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いやぁ~考えることは皆同じで開館前からこの長蛇の列でした。
でも30分と、思いの外早くに入館でき良かったです。
それで順番に従い見て回りましたが、サスガに天平美人は美しかった~~
昔はついていたはずのヤマドリの羽毛の姿は無くとも、
黒い墨がクッキリと浮かび、千年以上も前のモノとは思えませんでした。
また同じく、聖武天皇が大仏開眼会(だいぶつかいげんえ)で履かれたという、
衲御礼履(のうのごらいり)の美しいこと!
赤く染めた牛革に真珠や水晶の豪華な飾りがつき、
こちらもそんな大昔のモノと思えませんでした。
いやぁ~これらを大事に仕舞っていた高床式で校倉造りの正倉院といい・・・
本当に昔の人はエラカッタ~~[ぴかぴか(新しい)]

そうやって観賞後にはミュージアムショップでお買い物もして、
1時間半ほどの時を過ごし外に出ると、列はウゥ~ンと長くなり、
この人達はいつ入れるんだろうと心配しつつ、我々は春日神社を目指しました。

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参道に並ぶ石燈籠と社殿や回廊に並ぶ金の釣燈籠、
2月と8月の万燈籠の日には、これらすべてに火が入りますが、
写真や映像だけではなく、いつかこの目で見たいものですね・・・

そしてその後は奈良公園を後にして、
前日、近鉄電車に乗り見た一面のススキと朱雀門を見る為バスに乗りました。

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ここ平城宮跡には3年前にも来ましたが、(3年前の記事はこちら
今回初めての友人をお連れしたかったのと、電車の中から見た景色を観たかったのです。
でも、目線が高い車中とは少し景色が違いチト残念・・・

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そんなことを話しながら第一大極殿に向かっていると、
11月1日から9日まで開催されている
『花と古(いにしえ)のフェスティバル』の準備をしてる人達がいて、
しばし皆さんの仕事ぶりを拝見しておりました。

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皆さん、ボランティアのようでしたがご年配の方ばかりでした。
でも何やら笑い声も聞け、作業を楽しんでらっしゃるようでした。

そして3年前には入れなかった第一大極殿の中へ・・・

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先ず目に飛び込んできたのは屋根の大棟の両端に設えられた、
黄金に輝く鴟尾(しび)、その実寸大のレプリカです。
瓦の伝来とともに飛鳥時代に大陸から伝えられ、今回は東大寺大仏殿でも目にしました。
それと何と言っても天皇の玉座である高御座(たかみくら)
昭和から平成となり今上天皇の即位の大礼をTVで見た時、
初めて高御座なるものを知りましたが、あれは組み立て式で、
あの時は京都御所から皇居に運ばれ使われたそうですね。
それと美人画で有名な上村松園の孫で奈良にお住まいだという、
上村淳之画伯による壁の四神や天井板の蓮の花の絵が愛らしく美しく、
しばし見惚れ時を過ごしました。

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そしてとっくにお昼が過ぎてることに気付き、またバスに乗り近鉄奈良駅まで戻り、
観光案内所で美味しいお蕎麦屋さんはないかと訊ね、
そこで教えていただいたのがすぐ側の百夜月(ももよづき)でした。
いえね、朝食が多めでなかなかお腹が空かなかったんですよね。
それでお蕎麦ならいいかもとお訊ねしたのですが、
これもまた当たり~でしたね~~[ぴかぴか(新しい)]

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わたし達は季節のぶっかけからどんこそばをチョイスしましたが、
軽く焼かれたぽってりふっくらしたどんこ椎茸も美味しく、
お腹にもちょうどいい塩梅でこれまた大満足でございました~[るんるん]

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そしてその後、きたまち界隈を歩き奈良女子大の前を通り、
旅の最後にお土産を買おうと向かったのは、
創業140余年、吉野本葛の老舗である天極堂です。

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こちらね、信号が青になるのを待つ間、反対側から見てたのですが、
ひっきりなしに人の出入りがあり、お店の繁盛ぶりがうかがえました。
それでお土産だけをと思っていたのですが、店内が一時空いたこともあり、
せっかくだからわたし達もとくずきりあずきりをいただきました。

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葛きりと葛ぜんざい、それにわたしの大好物の白玉と栗がのっかり
美味しいったらありゃしない~~[ぴかぴか(新しい)]
とにかくぷるんぷるんのくずきりと上品な甘さの葛の入ったぜんざい、
それにモチモチの白玉と3つの食感が楽しい!?
あっ、いえ~ほっこり栗もあるので4つですね!!
そんな訳で食いしん坊のわたしとしては、
最後の最後にこんな美味しいモノをいただき、
今回の奈良への旅にも大いに満足した次第です~~[揺れるハート]

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秋の奈良へ・・・前篇 [奈良]

奈良が初めてだという友人と久々の旅を楽しもうと、
3年ぶりに待ち合わせ場所の近鉄奈良駅に降り立ちました。
そして無事に落ち合い、再会を喜びながら先ずはランチをしようと、
美味しい和食がいただけると聞き、前もって予約していた
吉座傳右衛門(きちざでんえもん)を目指しました。
そして注文したのは吉座御膳(1,320円)です。

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30品目の食材で7種のおばんざいを仕上げてるそうで、
わたしの好物の焼き魚こそなかったけれど、煮物や揚げもの、茶碗蒸しなど、
女性好みに工夫された献立に季節の炊き込みご飯と赤だし汁がつき、
食後の甘味まであるというお得なランチでありました。
特に今回は、栗のご飯と白玉ぜんざいとの巡り合わせでチョ~~ラッキー!!
どれもこれも器は舐めたようにきれいに完食したのは言うまでもないですね~~[るんるん]

そんな大満足のランチの後は、ならまちを歩くことにして、
3年前を思い出しながら辿りついたのが格子の家でした。

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奈良町の伝統的な町屋が再現され、2階まで見学できるようになってます。
京都の町屋同様、狭い間口で奥が深いつくりですが、
これは当時の税金が間口の広さによってかけられたことと、
表通りに面したいという町民の願いからそうなったそうですよ。

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そうやって3年前同様に、吉田蚊帳店でショッピングしたりして時を過ごし、
ならまちを後にして興福寺を通り抜け奈良公園へと向かいました。

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それにしても、ただ今修学旅行シーズンの真っただ中で、
それに加えわたし達も目的の一つにしていた正倉院展も開催中ということで、
ビックリするほどの人出で奈良公園は、観光客と鹿とで大賑わいでした~[がく~(落胆した顔)]

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それで東大寺では、大仏殿へ行く前に、少しでも人が少ないだろうからと、
南大門をくぐり二月堂を先に見学することに・・・

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旧暦2月に「お水取り(修二会)」が行われることからこの名があるのですが、
その時には茶釜も大忙しだろうと、休憩所でお茶をいただきながら話してました。

そして次に大仏殿を目指し、天皇家の証しである菊のご紋もシカと確かめ、
久しぶりに大仏さまにお目にかかることができました。

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そんな観光客で賑わう大仏殿を後にして少し歩き、今度はヒッソリと佇む正倉院へ・・・

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一般公開が外構だけとはいえ、正倉院展中なのに人が少なく意外に思いながら、
今度は西に向かって進み、転害門をくぐり抜けました。

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この転害門(てがいもん)は、平重衡の兵火(1180年)と三好・松永の戦い(1567年)
この2回の戦火にも焼け残った建物のひとつで、
天平時代の東大寺の伽藍建築を想像できる唯一の遺構だそうですが、
今回は我々の宿に行く途中にあったのが幸いして観ることができました~[手(チョキ)]

そうやってこの日の宿、小さなホテル奈良倶楽部に到着して、
可愛いお部屋でお茶を飲み1時間ほど時を過ごし、
宿の奥様に紹介してもらったレストランに出掛けました。
ちなみにこちらは、1泊朝食付きのB&Bなので夕食はありません。
それでおススメをお聞きして出掛けたのですが、
バスに乗って近鉄奈良駅まで戻った甲斐がありました~[ひらめき]
通りから少し奥まった所にあるきたまち ce magasin (ス マガザン)という
フランス郷土料理のレストランで、オーナーシェフ一人だけのお店でした。

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それでせっかくだからとコースでいただくことにして、
前菜と主菜、それにデザートをそれぞれ選び、
シェフおススメの赤ワインをセレクトし、
すぐに突き出しの薄くスライスしたバケットと鳥肉のリエットが運ばれ、
先ずはカンパ~~イ~~[揺れるハート]

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そして熱々のカリフラワーのポタージュで体も温まり、
わたしの前菜のずわい蟹と帆立貝柱のテリーヌの登場です。

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いやぁ~友人のチキンとアボガド、トマトのスパイシーサラダもですが、
そのボリュームに驚いたのナンのって~~[目]
これがメインでも不思議じゃないと言えるほどで、
それだけでお腹が一杯になりそうでした~[わーい(嬉しい顔)]

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でもメインが出されるとそんなこと言ったのも忘れ・・・
ラム肉のローストに大満足して「今まで食べた中で一番美味しい!」と友は言い、
肉が苦手なわたしが豚ロースのビール煮込みに大満足し完食したのでありました~[ぴかぴか(新しい)]

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そして最後にデザート5種盛り合わせをいただきましたが、
その時一緒に出されたコーヒーがまたまた美味しく、
ハッキリと「お料理は間違いなく美味しいです!」と言い切った奥様の言葉を思い出し、
サスガ大当たりだったね~と、納得しつつ帰りのバスに乗り込んだわたし達でした~[揺れるハート]
後編につづく・・・

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風鈴まつりと寺内町散策(後編) [奈良]

さて、おふさ観音を後にして、次に向かったのは、
国の重要伝統的建造物群保存地区である今井町です・・・

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この赤い欄干が目立つ蘇武橋を渡るともう向こうが今井町です。
橋のたもとにある案内板によれば、先ずは華甍(はないらか)の見学を!とあり、
その教えに従い、先ず向かったのはこちらの華甍です。

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今は、まちなみ交流センターとなるこちらで町の歴史など、
展示コーナーや映像シアターでザッと下見したのですが、
縮尺二百分の一で明治10年当時に復元されたという模型にはビックリ!
何てったって~その大きさを初めて知り、今更ながらに驚きつつ・・・
いざ、今井町散策に出掛けたのでした~[るんるん]

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ところで、この今井町というのは、戦国時代の天文年間(1532~1555)
この地に一向宗門徒の今井兵部卿が開いた称念寺を中心とした時内町です。
当時は武力を養い、濠をめぐらした城塞都市だったそうで、
永禄十一年(1568)の織田信長上洛以来、本願寺同様に反旗を翻すのですが、
天正三年(1575)明智光秀を通じて降伏し、どうにか事なきを得、
その後は堺と同じ商業都市へと変貌したのでした。
そして江戸時代には、南大和最大の町となり大いに栄え、
現在も、約1500棟弱の民家のうち、
約500棟が江戸時代以来の伝統様式を引き継ぎ生活しているという、
とても珍しい地域なのです・・・

という訳で、濠を渡り一歩中に入ると、
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚をおぼえ、
必ず屈折のある角を曲がるたびに、丁髷姿の町人と出くわしそうです!?
とにかく、今までこんなに広範囲の古い町並みを見たことがなかったもので、
歩きながらも何とも不思議な気分になったのでした~[わーい(嬉しい顔)]

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ただ、帰りの時間を気にしながらだったもので、
豪商だったという豊田家(1662年)など主だった外観を見て、
あとは唯一内部見学ができた旧米谷家を見せていただくことにしました。

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こちらは「米忠」という屋号の金具商で母屋は18世紀中頃築だそうです。
無料ですが、もちろんこちらも重要文化財で、管理をなさってる方がおられ、
裏庭にある土蔵の前の小部屋が気になり、お訊ねしたところ・・・
それは蔵前座敷というそうで、主にご隠居の部屋として使われてたとのことでした。
道理で立派な数寄屋風な造りで、蔵の見張りをなさってたのかしらね!?

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それから町屋にしては珍しく広い土間や天井には煙反しなどもあり、
農家風のイメージが強いとのことでした。
また階段を上がった小部屋は丁稚部屋だそうで、
名前を呼ばれると「へい!」とあそこから転げるように下りて来たのかな?なんて、
ひとり時の流れを遡っておりました~[揺れるハート]

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歯医者さんも散髪屋さんもみんなこのように伝統様式の中で営まれ、
それはそれなりに不便さもあり、大変でしょうが、
大阪や神戸のように空襲がなかったことを幸いとして、
これからもぜひ、このまま残していただくことを願ったわたし達でした・・・

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風鈴まつりと寺内町散策(前篇) [奈良]

先週、土曜朝のNHKローカルニュースを見て初めて知り、
今週のお休みに次姉を誘い出掛けました・・・

いつものように阪神三宮から10時27分発の近鉄奈良行きに乗り、
途中、鶴橋で乗り換え大和八木に到着したのは11時47分頃でした。
そして先ず、駅外の観光案内所で地図をいただきその後、
腹ごしらえにお目当てのお蕎麦屋さんを目指したのですが、本日貸し切りとのことで、
仕方なくその前にあったイタメシ屋さんのドアを開けました・・・
すると、まだ12時前だというのに満席状態でビックリ!
でも、どうにかカウンターに座ることが出来、お願いしたのはパスタのランチセットです。

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姉が浅利とトマトのビアンコ風(950円)で、
わたしがほぐしカニとほうれん草のトマトクリーム(850円)でしたが、
シッカリ盛られたサラダやパスタの具の多さに驚きながら、
オリーブオイルが塗られたバケットと食後のコーヒー付きというサービスぶりに、
前回の郡山訪問の時にも思った「奈良は安い!?」を思い出したのでした。
でもって、肝心のお味の方もシッカリと素材の味を感じ、とても美味しかったです~[るんるん]
それにしても、メニューを見ながら姉が盛んに「ここは夜来たい!」と言ってましたが、
確かにお酒が進みそうなメニューの数々で、魅力的でありました~[バー]


そうやってお腹を満たした後、地図を片手に歩きだし、
しばらくしてこんな案内板ではなく、立派な石の案内を見付けたのでした・・・

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おふさ観音そうなんです~今回のお目当ては奈良県橿原市にあるこちらで、
TVのニュースで見た風鈴まつりに訪れたのでした。

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矢印に従い角を曲った時点で「チリン~チリン~」と微かに涼やかな音色が聞こえたのですが、
境内に入るとTVで見た通りの2000を越す風鈴の行列で、
初めて見る姉共々、「わ~スゴイね~~[目]」と感嘆の声をあげました。

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ところで、あまり耳馴染のないこちら・・・ここおふさ観音は、
明治時代に市井の人々の手によって建立された高野山真言宗・別格本山のお寺で、
古くから、体調を崩しやすい暑い夏には夏の厄払いのご祈祷がなされていました。
それで風鈴の涼しい音色が厄を払うとの仏教の思想から、
お寺の行事にふさわしいと考えられ2003年より、
境内いっぱいに風鈴を吊り下げるようになったそうです。
それが今や、大和の夏の風物詩としてたくさんの人が訪れるようになり、
7月1日から8月31日までの開催期間中、いろんな催しもあるそうなので、
興味がおありの方は、ぜひおふさ観音のサイトをご覧下さいね!

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また、こちらはバラのお寺としても有名で、
風鈴の下の緑はすでに春咲きが終わったバラの鉢の数々で、
少しでしたが咲き残ったバラの香りに包まれての散策でした。

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そうやって、わたしも病気平癒と書かれたお線香を立て願掛けし、
TV「何でも鑑定団」で知った安本亀八作の「生き人形」が特別に公開されてると知り、
鑑定団ファンの姉とわたしは、ぜひ見たいと本堂の拝観(拝観料300円)もしたのですが、
サスガ~[ぴかぴか(新しい)]天才人形師と言われた安本亀八の仕事です!
地元の名士である飯田喜八郎さんの座像でしたが、
髪の毛の生え際といい、手の甲に浮かぶ静脈といい、まるで本物のような作りで、
中島先生曰く「いい仕事してますね~~」を姉共々、思い出しておりました~[わーい(嬉しい顔)]

そして続けて、ご本尊の十一面観音をはじめ、
不動明王像、千手観音像、阿弥陀如来像、役行者像などを拝んで
また境内に出て、沢山の亀が甲羅干ししていた亀の池や鯉の池を通り、
一番奥にある茶房を目指しました。

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こちらではうどんやカレーなど軽食も用意されてましたが、
すでに食事を終えてる我々は、姉がお抹茶(700円)をお願いし、
わたしは喉の渇きもあり夏限定の黒蜜きなこのかき氷(600円)をお願いしました。
あっ、もちろん50円をプラスして白玉入りの!

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開け放たれた大広間を、時折、何とも気持ちの良い風が通り抜け、
その度に軒に吊らされた風鈴が鳴り、気持ちがイイったらありゃしない~~[揺れるハート]
あ~日本に生まれて良かった~~なんて、しばし優雅なひと時を過ごしました。

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こうやって風鈴の音色に癒された後は、
お寺の前の総本家さなぶりやで奈良名物「さなぶりもち」を買いました。
これは夏至から11日目にあたる半夏生に田植えの後にいただく祝い餅で、
室町時代から小麦粉で作られてるそうです。
それでこの日はこちらの定休日だったそうですが、正しくこの日がその半夏生のため、
臨時営業となり、無事にわたしも買うことが出来たのでした~[手(チョキ)]
この夜、早速に黒蜜ときなこをかけていただきましたが、
とても美味しい素朴なお餅で、あっという間に胃袋行きとなり写真を撮り損ねましたので、
どんなのか?興味のある方はこちらの奈良新聞の記事をご覧下さいね。

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そしてその後は江戸時代にタイムスリップしたのですが、それは後編に・・・

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続・桜咲く奈良薬師寺へ [奈良]

さて、毎度お決まりの和スイーツを堪能した我々は、
降り立った近鉄樫原線の大和郡山駅から二駅戻り、西の京駅まで行きました。
そして向かったのは、駅からすぐの世界遺産薬師寺です。

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こちらに来たのはかれこれ20年ぶりで、あの時は車椅子の父を連れていたもので、
駐車場に近い南門から入りましたが、今回は反対の北にある興樂門から入りました。

そして先ずは東僧坊で、不純物が極めて少ないため、
錆は表面だけで中には浸食せず、千年以上も使われた千年の釘と、
金堂に安置される薬師如来の台座の実物大模型を見ました。

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解説にもありましたが、ギリシャからペルシャ、そしてインドから中国の四神へと、
この台座の模様を見るだけでもシルクロードが奈良まで続いていたのがよくわかりますが、
こうやって考えると・・・
何方かの聖徳太子がペルシャ人だったとの説にも真実味を感じますね。

それから余談ですが、こちらでは薬師寺のお土産を買うこともでき、
中にはあの創業400年以上を誇る本家菊屋のお菓子もあり、
ここでもまた、次々に買い求める人がいて人気の高さに驚いたわたし達です。

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そして東僧坊を出て、向こうに今の姫路城に似た景色を見ながら東院堂の方へ歩いて行くと、
何やら沢山の人でごった返しており、どうしたのかと思ったら、
東院堂では狂言会の真っ最中でした。
それで我々ものぞこうとしたのですが、すでに堂内は満員で、
ましてや外からも見えない状態で仕方なく、
聖観世音菩薩像もあきらめ次に向かうことにしたのですが、
どうやらあれは、修二会花会式という年中行事の催しだったようです。
わたしが推察するに、本来なら金堂の前に組まれた舞台で行われるのが、
天候の悪さゆえ東院堂で開かれたのかもですね・・・

で、その舞台が組まれた金堂の前に、
朱色の鮮やかな回廊を歩き二天王像が睨みをきかせる中門へ

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この二天王像は、平成3年に約400年ぶりに復興されたそうですが、
はて?前回来訪時の記憶がないところをみると、
すでに20年以上が経っててわたしは初めて見るのかも??
それにしても、色鮮やかな色彩で真新しい時にはさぞかし美しかったでしょうね。

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そして左に昭和56年に453年ぶりに復興された西塔を見て金堂へ・・・

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金堂では、かの有名な薬師如来を中にして、右に日光、左に月光の菩薩様、
あわせて薬師三尊像の美しい仏さまの前で、久しぶりに手を合わることができました。
そしてその後、大講堂へと移り、今度は弥勒三尊像を拝み、
インドの仏足石をもとにして刻まれたという日本最古(753年)の仏足石と、
前回来た時にはなかった彫刻家中村晋也作の釈迦十大弟子の像を見ることができました。
それにしても、この十人のお顔がみなハンサムでましてや穏やかな慈悲深いお顔で、
見てるだけでも心が落ち着くようでした。

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そうやって、白鳳伽藍を後にして、平山郁夫さんの「大唐西域壁画」を目当てに、
西遊記でお馴染みの玄奘三蔵を祀る玄奘三蔵院伽藍へと向かいました。

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そもそもここ薬師寺は、奈良の興福寺と並び法相宗の大本山で、
かの玄奘三蔵は法相宗の始祖に当たるんですね。
それで戦争中に南京で日本軍が見付けたという遺骨の分骨を拝受し、
平成3年に玄奘三蔵院伽藍が建立されたそうです。

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そしてシルクロードに縁の深い平山画伯の「大唐西域壁画」が、
玄奘塔北側の大唐西域壁画殿に祀られているのですが、
高さ2,2m全長49mで明けゆく中国の長安から始まり、
敦煌、天山山脈やゴビ砂漠の西域、それに西方浄土須弥山、
アフガニスタンのバーミアン石窟そして夕焼けのデカン高原とつづき、
最後は月夜のインドのナーランダと、玄奘三蔵の足跡が13面に描かれておりました。
いやぁ~昨年夏、佐川美術館でこれを縮小して画かれたのは観ましたが、
やはりこの大壁画には、あの時とは比べ様がないほどに圧倒されました。
それに天井全体には、鮮やかな青のラピスラズリで描かれた星座が配され、
そちらもまた素晴らしいの一言でした・・・

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今回の薬師寺参拝については、最初は予定してなかったのですが、
以前から平山画伯の「大唐西域壁画」を観たかったこともあり、
大和郡山散策を早めに切り上げ立ち寄ることにしました。
なので、下調べも何もしてなかったのに、ちょうど公開中でラッキーでした~[揺れるハート]

あ~でも、これで真っ青の青い空だったら申し分なかったんだけど・・・

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桜咲く奈良へ [奈良]

昨年は、今回も同行した歴史好きの姉共々、
幸運にも晴天の彦根城で満開の桜を楽しみましたが、
今年は日にちが合わず仕方なく、曇り空の下、折り畳み傘を持ち、
「桜名所100選の地」にも選ばれた奈良の郡山城址公園へと出掛けました。
ただ今4月12日まで「第53回 大和郡山お城まつり」が 開催中で、
イマイチの天候でも沢山の方がいらしていて驚きました。
まあ、わたしのように、この日でなきゃダメって方も多いんでしょうね~[わーい(嬉しい顔)]

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ここ郡山城の築城は、天正8年(1580年)筒井順慶によって始められ、
その5年後に豊臣秀吉の弟、秀長が入城したのを切欠に大々的な工事がなされました。
そして徳川時代には、水野勝成、松平忠明、本田政勝、松平信之、本田忠平など、
歴史好きならどこかで聞いたことがある譜代大名たちのあと、
享保9年(1724年)5代将軍徳川綱吉の側用人をつとめた柳澤吉保の子、
柳澤吉里が入城し、それから6代145年もの間続きました。
でも、明治となり藩籍奉還の後、城郭全てが入札売却されてしまい、
天守閣はさかさ地蔵のいる石垣だけとなり、
追手門をはじめ追手向櫓、多聞櫓、追手東隅櫓などは、
昭和58年から62年にかけて市民運動により復元されたものです。

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また城跡には、明治41年築の奈良県立図書館が移築され城跡会館となり、
柳沢藩の記録などを保存する柳沢文庫や、柳澤吉保を祭神とする柳沢神社もあり、
毎年、お城まつりには沢山の人が訪れるようです。
それと大和郡山といえば、一番に思い出すのが金魚養殖ですが、
ちゃんと拝殿の正面に並び参拝客を出迎えておりました。

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あ~それにしても、こうやって写真を目にすると、
益々どんよりした空が恨めしくなりますね・・・[パンチ]

そうやって、お城と桜を楽しんだあとは案内所で地図をいただき、
城下町の町屋めぐりをすることにし、先ず最初は天正13年創業という和菓子の菊屋
何てったって~秀長の時代からあるので現在の店主は26代目だそうな~~[ぴかぴか(新しい)]

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いやぁ~外観からして古さを感じますが、
一番印象に残ったのがお菓子の型がずらりと並んだ天井です。
こちらも相当古い物でしょうが、こうやってお客様の目に入れるのも面白いですよね。

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その後、可愛い金魚の道しるべを楽しみながら、
元造り酒屋の中村邸(天明頃)ではその奥行きの広さに驚き、
その次の何ともメルヘンチックな明治初期の洋館では、
その前に立つ火の見櫓とのアンバランスさを面白く思いました。

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また花街だった洞泉寺町では大正時代に建てられたという、
木造三階建てで細い格子が並びハート型の白漆喰が目立った元遊郭や、
源義経が吉野に落ちのびた時、
白狐が静御前を送った話で有名な源九郎稲荷神社などを見て歩きました。

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そして最後に、道の真ん中に水路が通る紺屋町へ行き、箱本館「紺屋」を訪れました。

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ここ紺屋町は、秀長の時代に成立した藍染め職人の町で水路はお城の堀とつながり、
江戸時代には、両側に150軒近い家が並びその内紺屋は13軒だったそうで、
この水路で染め上げた布などをさらしたんですね。

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そんな江戸時代から続いた藍染め商の町屋を藍と金魚を楽しむ空間に再生したこちらですが、
展示室では藍染めの行程などの解説や、
陶磁器や絵画、玩具までいろんな可愛い金魚に合うことができました。

こうやって、いにしえの町を楽しんだ後はボツボツ休憩しようと、
前もって案内所で教えてもらったお決まりの甘味処を目指しました。

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こちらは元禄15年創業だそうなお米屋の森嘉さんで、
その店舗に併設された和カフェモリカです。

店先には古代米や雑穀米が並び、その奥に小さなカフェがあり、
奥様一人で切り盛りなさってるようで、少し待って下さいと言われました。
そしてその間、どれもこれもが珍しいもので、
姉と二人どれにしようかと大いに悩んでしまい結局は奥様に相談し、
赤米を練り込んだ白玉団子の赤玉ぜんざい(500円)を夫々に、
そして黒もち米と赤もち米、2色の古代米と五穀のおはぎ(300円)を
1人前だけお願いしたのでした・・・

そして待つこと数分、先ずは信楽焼の器も素敵な赤玉ぜんざいの登場です。

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何でも小豆も奈良県産大納言小豆だそうで、アッサリとした甘味の上品なぜんざいでした。
それに特筆すべきは、姉もわたしも大好物の白玉団子で~~[ぴかぴか(新しい)]
赤米が練り込んであるという通り、元来は真っ白なソレもほんのりピンクがかっており、
お口の中へ入れると、まるでマシュマロのような舌触りでスルッと喉越しもよく、
二人して顔を見合わせ「美味しい~~こんなの食べたことない!」と声を合わせ、
思わず興奮気味にカウンターの向こうの奥様に「美味しいです~~」と声を掛けたのでした~[るんるん]

そしてつづけて運んでくれたおはぎを半分っこして口に入れると、
これまたモチモチ感といい、中に入った自家製あんこの甘味といい、
我々好みのソレらでまたまた「美味しい~[手(チョキ)]」の連発で大満足のひと時を送ったのでした~[揺れるハート]

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それにしても、帰り際に姉がふと漏らした
「ここのメニューにあるの全部食べてみたいわ~~」との言葉に、
大いに同感したのは言うまでもなく、
何やら後ろ髪を引かれる思いでお店を後にしたわたし達でした。

さて、こうやってゆったりと一服したあとは次項につづく・・・

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ぶらっと奈良大和路へ [奈良]

大掃除やお正月の準備にと慌ただしい年末、ちょっと時間を作り急に思い立ち
姉たちとぶらっと・・・家事を放棄し、奈良へと向かいました。
阪神三宮10時4分発の直行に乗り、近鉄奈良に着いたのは11時半でした。

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行基菩薩に出迎えられ、
お正月準備の買い物客で賑わう商店街をぬけ、まず目指したのは、
ランチに予約しておいた奈良町の庚申堂(こうしんどう)そばにある豆腐庵こんどうです。

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江戸時代の町並みが残るここ奈良町で、
築180年という町家で営業しているお豆腐料理のお店ですが、
元々は天理に工場があり、小売店やスーパーに豆腐を卸しているそうです。
そんな会社のアンテナショップとして開店したそうですが、
これがなかなか好評で、食べログランキングなどでも大人気のようですね。
いやぁ~その証拠に、わたし達がお食事してる間もお客様が次々みえ、
予約してなかった方達は残念そうにお帰りでしたから・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

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さて、そうやって予約時に2000円の豆腐堪能コースをお願いしていたのですが、
まずはこの三品が出されました。

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右手前の小さな器には豆乳が入ってますが、国産大豆のフクユタカで濃度15度だそうな・・・
いえね~大豆にどんな種類があるのかなど全く知らないわたしですが、
こちらの会社では国産大豆と伊豆大島のにがりしか使わないそうで、
真ん中の含ませ(含め煮)に使用しているのはトヨマサリというのだそうです。
まあ、そんな名前を聞いてもサッパリ理解できてませんけどね~~[ふらふら]
そして向こうが、水にさらしていないおぼろ豆腐で、
まずは何もかけずにお食べ下さいといわれ、本来お豆腐の持つ甘味と旨味を味わい、
お次はお好みで、広島県呉市蒲刈の藻塩か割り醤油をつけていただいたのでした。
ちなみにこの蒲刈の藻塩とやらも、
海水と海藻のホンダワラから古代製法で作られたお塩だそうで美味しく~~[ぴかぴか(新しい)]
このあと、揚げものにもつけていただきました。

そしてこちらは、朝汲みしたという湯葉さしみと薄揚げと山芋こんにゃくの入ったおから豆乳煮

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特に湯葉さしみはわたしは割り醤油をかけていただきましたが、
柔らかな口当たりでツルっとひと口で喉を通り、思わず「お代わり!」と言いそうでした~~[るんるん]

でね、そうこうしてるうちに、テーブルの真ん中の鍋に入る豆乳湯豆腐も食べごろをむかえ、
わたしの大々好物であるあつあつの生麩田楽も出され、
あふあふと言いながら、芳ばしい粟とよもぎ麩の田楽をいただいたのでした~[揺れるハート]

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また、豆乳湯豆腐は大分県櫛野産のゆず胡椒でもどうぞとのことで、
食べ切れないほどにたっぷり入ったお豆腐と豆乳のだしにひと匙落とし、
体がぽかぽかなりながら美味しくいただいたのでした。

そしてその後は、紫芋の白和えと大葉や桜えびも入った豆腐と山芋のかき揚げへとつづき、

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銀杏ひろうすとお野菜の炊き合わせに絹豆腐と手まり麩のお吸い物、
それにお赤飯のような古代黒米入りご飯でした。

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以上で、もうお腹はイッパイのわたし達でしたが、
デザートは別腹というように・・・
最後に出された豆乳入りゆずゼリー
決して甘過ぎず上品な甘さのうぐいす餡と共にすべて美味しくいただいたのでした~~[手(チョキ)]

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いやぁ~これで2000円は安い!
きっと、京都の同じ様なお店ならもっとするわね~!?
なんて~話したわたし達でした・・・

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そんなお食事と江戸風情の残るお店をあとにして、
しばし奈良町を散歩することにし、
京都の町屋でよく見かける飾り瓦の鐘馗さんが目を光らせる

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漢方薬のお店では生姜入りののど飴を買い、
口に入れた途端「辛っ![がく~(落胆した顔)]」と思わず大きな声をあげ・・・

奈良特産の蚊帳の老舗の吉田蚊帳では麻100%のタオルを買ったりして・・・

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茶色っぽいのが飛鳥時代の瓦で日本最古だという、
世界遺産の元興寺(がんごうじ)に立ち寄り、

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その後、お茶しようと関西の迎賓館としても有名な奈良ホテルへと向かい・・・

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一杯900円の紅茶を「高っ![がく~(落胆した顔)]」と言いながらいただき、
優雅なひと時をおくったのでした~[あせあせ(飛び散る汗)]

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その後、ビルの隙間から興福寺の五重塔を見て、まさしく栄枯盛衰!?
昨年は、平城遷都1300年祭で大賑わいだった平城京跡へ・・・

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が、しかし・・・
年末とて、朱雀門も通り抜けできず・・・

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また平城京歴史館もすでに閉められ、
遣唐船も柵で囲われ近寄れず・・・

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だだっ広い宮跡を歩くのは、わたし達のような時期外れの観光客数人と、
犬の散歩にいらしたご近所さんのみで~[犬]
勿論、大極殿の戸も閉ざされ、何とも寂しげでありましたが、
初めての平城京の広さに驚きながら、ただひたすら歩いたわたし達でした・・・

うぅ~ん、でもこれじゃ、いつかまた出直さなきゃダメですね~[失恋]

あしあと(21)  コメント(27) 
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