桜咲く奈良へ [奈良]
昨年は、今回も同行した歴史好きの姉共々、
幸運にも晴天の彦根城で満開の桜を楽しみましたが、
今年は日にちが合わず仕方なく、曇り空の下、折り畳み傘を持ち、
「桜名所100選の地」にも選ばれた奈良の郡山城址公園へと出掛けました。
ただ今4月12日まで「第53回 大和郡山お城まつり」が 開催中で、
イマイチの天候でも沢山の方がいらしていて驚きました。
まあ、わたしのように、この日でなきゃダメって方も多いんでしょうね~
幸運にも晴天の彦根城で満開の桜を楽しみましたが、
今年は日にちが合わず仕方なく、曇り空の下、折り畳み傘を持ち、
「桜名所100選の地」にも選ばれた奈良の郡山城址公園へと出掛けました。
ただ今4月12日まで「第53回 大和郡山お城まつり」が 開催中で、
イマイチの天候でも沢山の方がいらしていて驚きました。
まあ、わたしのように、この日でなきゃダメって方も多いんでしょうね~
ここ郡山城の築城は、天正8年(1580年)筒井順慶によって始められ、
その5年後に豊臣秀吉の弟、秀長が入城したのを切欠に大々的な工事がなされました。
そして徳川時代には、水野勝成、松平忠明、本田政勝、松平信之、本田忠平など、
歴史好きならどこかで聞いたことがある譜代大名たちのあと、
享保9年(1724年)5代将軍徳川綱吉の側用人をつとめた柳澤吉保の子、
柳澤吉里が入城し、それから6代145年もの間続きました。
でも、明治となり藩籍奉還の後、城郭全てが入札売却されてしまい、
天守閣はさかさ地蔵のいる石垣だけとなり、
追手門をはじめ追手向櫓、多聞櫓、追手東隅櫓などは、
昭和58年から62年にかけて市民運動により復元されたものです。
その5年後に豊臣秀吉の弟、秀長が入城したのを切欠に大々的な工事がなされました。
そして徳川時代には、水野勝成、松平忠明、本田政勝、松平信之、本田忠平など、
歴史好きならどこかで聞いたことがある譜代大名たちのあと、
享保9年(1724年)5代将軍徳川綱吉の側用人をつとめた柳澤吉保の子、
柳澤吉里が入城し、それから6代145年もの間続きました。
でも、明治となり藩籍奉還の後、城郭全てが入札売却されてしまい、
天守閣はさかさ地蔵のいる石垣だけとなり、
追手門をはじめ追手向櫓、多聞櫓、追手東隅櫓などは、
昭和58年から62年にかけて市民運動により復元されたものです。
また城跡には、明治41年築の奈良県立図書館が移築され城跡会館となり、
柳沢藩の記録などを保存する柳沢文庫や、柳澤吉保を祭神とする柳沢神社もあり、
毎年、お城まつりには沢山の人が訪れるようです。
それと大和郡山といえば、一番に思い出すのが金魚養殖ですが、
ちゃんと拝殿の正面に並び参拝客を出迎えておりました。
柳沢藩の記録などを保存する柳沢文庫や、柳澤吉保を祭神とする柳沢神社もあり、
毎年、お城まつりには沢山の人が訪れるようです。
それと大和郡山といえば、一番に思い出すのが金魚養殖ですが、
ちゃんと拝殿の正面に並び参拝客を出迎えておりました。
あ~それにしても、こうやって写真を目にすると、
益々どんよりした空が恨めしくなりますね・・・
益々どんよりした空が恨めしくなりますね・・・
そうやって、お城と桜を楽しんだあとは案内所で地図をいただき、
城下町の町屋めぐりをすることにし、先ず最初は天正13年創業という和菓子の菊屋へ
何てったって~秀長の時代からあるので現在の店主は26代目だそうな~~
城下町の町屋めぐりをすることにし、先ず最初は天正13年創業という和菓子の菊屋へ
何てったって~秀長の時代からあるので現在の店主は26代目だそうな~~
いやぁ~外観からして古さを感じますが、
一番印象に残ったのがお菓子の型がずらりと並んだ天井です。
こちらも相当古い物でしょうが、こうやってお客様の目に入れるのも面白いですよね。
一番印象に残ったのがお菓子の型がずらりと並んだ天井です。
こちらも相当古い物でしょうが、こうやってお客様の目に入れるのも面白いですよね。
その後、可愛い金魚の道しるべを楽しみながら、
元造り酒屋の中村邸(天明頃)ではその奥行きの広さに驚き、
その次の何ともメルヘンチックな明治初期の洋館では、
その前に立つ火の見櫓とのアンバランスさを面白く思いました。
元造り酒屋の中村邸(天明頃)ではその奥行きの広さに驚き、
その次の何ともメルヘンチックな明治初期の洋館では、
その前に立つ火の見櫓とのアンバランスさを面白く思いました。
また花街だった洞泉寺町では大正時代に建てられたという、
木造三階建てで細い格子が並びハート型の白漆喰が目立った元遊郭や、
源義経が吉野に落ちのびた時、
白狐が静御前を送った話で有名な源九郎稲荷神社などを見て歩きました。
木造三階建てで細い格子が並びハート型の白漆喰が目立った元遊郭や、
源義経が吉野に落ちのびた時、
白狐が静御前を送った話で有名な源九郎稲荷神社などを見て歩きました。
そして最後に、道の真ん中に水路が通る紺屋町へ行き、箱本館「紺屋」を訪れました。
ここ紺屋町は、秀長の時代に成立した藍染め職人の町で水路はお城の堀とつながり、
江戸時代には、両側に150軒近い家が並びその内紺屋は13軒だったそうで、
この水路で染め上げた布などをさらしたんですね。
江戸時代には、両側に150軒近い家が並びその内紺屋は13軒だったそうで、
この水路で染め上げた布などをさらしたんですね。
そんな江戸時代から続いた藍染め商の町屋を藍と金魚を楽しむ空間に再生したこちらですが、
展示室では藍染めの行程などの解説や、
陶磁器や絵画、玩具までいろんな可愛い金魚に合うことができました。
展示室では藍染めの行程などの解説や、
陶磁器や絵画、玩具までいろんな可愛い金魚に合うことができました。
こうやって、いにしえの町を楽しんだ後はボツボツ休憩しようと、
前もって案内所で教えてもらったお決まりの甘味処を目指しました。
前もって案内所で教えてもらったお決まりの甘味処を目指しました。
こちらは元禄15年創業だそうなお米屋の森嘉さんで、
その店舗に併設された和カフェモリカです。
その店舗に併設された和カフェモリカです。
店先には古代米や雑穀米が並び、その奥に小さなカフェがあり、
奥様一人で切り盛りなさってるようで、少し待って下さいと言われました。
そしてその間、どれもこれもが珍しいもので、
姉と二人どれにしようかと大いに悩んでしまい結局は奥様に相談し、
赤米を練り込んだ白玉団子の赤玉ぜんざい(500円)を夫々に、
そして黒もち米と赤もち米、2色の古代米と五穀のおはぎ(300円)を
1人前だけお願いしたのでした・・・
奥様一人で切り盛りなさってるようで、少し待って下さいと言われました。
そしてその間、どれもこれもが珍しいもので、
姉と二人どれにしようかと大いに悩んでしまい結局は奥様に相談し、
赤米を練り込んだ白玉団子の赤玉ぜんざい(500円)を夫々に、
そして黒もち米と赤もち米、2色の古代米と五穀のおはぎ(300円)を
1人前だけお願いしたのでした・・・
そして待つこと数分、先ずは信楽焼の器も素敵な赤玉ぜんざいの登場です。
何でも小豆も奈良県産大納言小豆だそうで、アッサリとした甘味の上品なぜんざいでした。
それに特筆すべきは、姉もわたしも大好物の白玉団子で~~
赤米が練り込んであるという通り、元来は真っ白なソレもほんのりピンクがかっており、
お口の中へ入れると、まるでマシュマロのような舌触りでスルッと喉越しもよく、
二人して顔を見合わせ「美味しい~~こんなの食べたことない!」と声を合わせ、
思わず興奮気味にカウンターの向こうの奥様に「美味しいです~~」と声を掛けたのでした~
それに特筆すべきは、姉もわたしも大好物の白玉団子で~~
赤米が練り込んであるという通り、元来は真っ白なソレもほんのりピンクがかっており、
お口の中へ入れると、まるでマシュマロのような舌触りでスルッと喉越しもよく、
二人して顔を見合わせ「美味しい~~こんなの食べたことない!」と声を合わせ、
思わず興奮気味にカウンターの向こうの奥様に「美味しいです~~」と声を掛けたのでした~
そしてつづけて運んでくれたおはぎを半分っこして口に入れると、
これまたモチモチ感といい、中に入った自家製あんこの甘味といい、
我々好みのソレらでまたまた「美味しい~」の連発で大満足のひと時を送ったのでした~
これまたモチモチ感といい、中に入った自家製あんこの甘味といい、
我々好みのソレらでまたまた「美味しい~」の連発で大満足のひと時を送ったのでした~
それにしても、帰り際に姉がふと漏らした
「ここのメニューにあるの全部食べてみたいわ~~」との言葉に、
大いに同感したのは言うまでもなく、
何やら後ろ髪を引かれる思いでお店を後にしたわたし達でした。
「ここのメニューにあるの全部食べてみたいわ~~」との言葉に、
大いに同感したのは言うまでもなく、
何やら後ろ髪を引かれる思いでお店を後にしたわたし達でした。
さて、こうやってゆったりと一服したあとは次項につづく・・・
何時に変わらぬ充実の旅ですね。^^v
大和郡山は、行ったことがありませんので、とても参考になりました。
私好みの城下町のようです。^^
メニューの全部を・・・、お気持ちわかりますよ。
by よしあき・ギャラリー (2013-04-04 18:11)
こんばんは!
老舗菓子店の菊屋さんは、お菓子は作ってないのですか?
お菓子も見たかったな…
「起こしもん」の型も 面白いですね。
その数の多さにびっくり!歴史有りますね。
お善哉や、おはぎの上品なサイズ。
2月始めに信楽へ行ったので、その器にも親近感がわきます。
紺屋の天井に掛かっている金魚は、提灯様なものでしょうか?
可愛いですね。
値札付きなのに、優雅に泳いでいるのも楽しい(笑)
by シェルティ (2013-04-04 19:57)
大和郡山って行ったことがないのですが
こういう町だったんですね~。すごい歩いてみたいです!!
金魚の町ですかぁ。知らないことだらけです。
菊屋さん、奈良らしい良い感じの趣ですね。
お菓子の型、歴史を感じますね。
今度帰ったら町屋巡りに出かけたいと思います^^
by mint_tea (2013-04-04 21:45)
私も2年前の4月9日に大和郡山を訪れました。桜も美しく、見所が多いですね。町屋巡りは少ししかしていませんので、この記事を参考に次回はゆっくり町屋巡りをしたいですね。
by たいちさん (2013-04-05 10:22)
★よしあきさんへ
とにかく自由な時間が少ないもので、時間は大切に使ってます~(*^^)v
日本は何処へ行っても城下町があるので楽しいですね。
こちらも点在して古い家屋が残ってます。
また奈良へお越しの際にはどうぞ~~(^^ゞ
★wattanaさんいつもありがとうございます!
by collet (2013-04-05 15:23)
★シェルティさんへ
>老舗菓子店の菊屋さんは、お菓子は作ってないのですか?
もちろん、隣に工場があり作って販売してますよ!
でもって、こうやってわたしが写真を撮ってる間にも、
皆さん吸い寄せられるようにお店の中に入ってて驚きました。
それからお菓子の写真は、青い菊屋の文字をクリックすればHPで見れますよ~(*^^)v
こちらの器は信楽焼で揃えてらっしゃるそうで、コーヒーカップもステキでしたよ。
とにかく器が素敵だとお味も倍美味しく感じますね~(^^♪
>紺屋の天井に掛かっている金魚は、提灯様なものでしょうか?
アレね、わたしも門司港で見たフグのランタンを思い出し、そうかと思いましたが、
こちらのは布製でぬいぐるみになってました。
でもおっしゃるように、愛嬌があって可愛かったですよ。
まあ、金魚は何にしても可愛いですものね~(^_-)-☆
★tochiさんお立寄りありがとうございます~^^;
by collet (2013-04-05 15:40)
★mint_teaさんへ
わたしも初めて出掛けましたが、結構楽しめました~(^^♪
たまには、こんな奈良もイイですね!
それから郡山の金魚養殖は有名で日本一を誇っていたのですが、
ここ最近は愛知県の弥富町に越されたように姉が話してたけど・・・(';')
菊屋はこの辺りでは有名なお店のようでした。
まあ、何てったって400年以上の老舗中の老舗ですものね~(^^ゞ
★Ritaさんお立寄りどうもありがとう~~!(^^)!
by collet (2013-04-05 15:51)
★takanobuさんお久しぶりです!どうもありがとう~(^^ゞ
★たいちさんへ
あっ、やっぱりそうでしたか!
わたしもたいちさんちで記事を見せていただいたような記憶があったのですが、
イマイチ憶えてなくて~(^^ゞ
で、、、その時には青空の下、きれいな桜をご覧だったのでしょうね!
あ~羨ましい・・・
by collet (2013-04-05 15:55)
曇り空の下の桜もまた、きれいですね♪
それにしても、お菓子の型、見上げたら圧巻でしょうね。
天井を眺めているだけでも、お店の歴史が感じられそう(^^)
by yonta* (2013-04-06 15:06)
★yonta*さんへ
>曇り空の下の桜もまた、きれいですね♪
あ~いや~お慰めをありがとうございます~
まあ、雨に降られなかっただけでも良しとしますわ~(^^ゞ
それから、こんな天井もお店の歴史を物語る道具としてイイですよね!
それにしても、意外な発想ですよね~(*^^)v
by collet (2013-04-07 15:22)
★アジアンキャッツさんお立寄りありがとうございます!
★Taddyさんもありがとう~~(^^ゞ
by collet (2013-04-07 15:24)
collet ねえさま、お久しぶりです。
すっかり冬眠どころか、仮死状態だったすわんです。
覚えてますか?忘れないで・・・てくれた?
ちょっと仕事の形態が変わり、時間にゆとりが出たので
ブログの旅に出てきました。
可愛い金魚に癒されました、良いなあ~日本って。
(日本しか知らないくせに)
また、時々お邪魔していいですか?
勝手に来ますので、よろしくお願いします^^
by すわん (2013-04-09 13:57)
★すわんちゃんへ
ホントにお久しぶり~ヨミガエリのすわんちゃん~~!(^^)!
忘れるなんてとんでもない!
どうしてるかな~と思ってましたよ~(^^ゞ
ところで、金魚に癒されましたか!
わたしも可愛いな~なんて思い、見て来ましたよ~(*^^)v
それにしても、金魚は日本だけじゃないのでは?
まあ、勿論日本はイイけどね~♪
それからどうぞどうぞ、勝手にお越しくださいな~~
ナンなら、自分でお茶など湧かして飲んでってね~~(^^ゞ
★みなりんさんこちらにもありがとう~~(*^^)v
by collet (2013-04-10 16:54)
最後はやはり、アンコですね。
皆殺しと半殺しもcolletさんの口と腹の中で大往生ですね。
私も、こんな器で食べてみたいですねぇ~。
by 降龍十八掌 (2013-04-12 20:31)
★降龍さんへ
はい~お決まりのアンコです~~(^^♪
それにしても、わたしのお腹の中は天国か地獄か??
信楽焼、イイでしょう!
この良さがわかる降龍さんもナカナカですね~(^^ゞ
by collet (2013-04-13 16:16)
★マチャさんこちらにもありがとうございます~^^;
by collet (2013-04-14 14:28)